
1977年10月19日、バルセロナ生まれ。
FC東京の原ヒロミ監督と同じ誕生日、って。ノー。違う、違うんよ。
まさにラウール・タムードは翌日のレアル・マドリー戦で、バースデー・ゴールを決めたわけで。ボジャンがビジャレアル戦で決めたバルサ最年少ゴールもすごいけど、タムードの決勝弾も素晴らしかったんです。
あのワンタッチ・コントロール。あのループ・シュート。
シビれた。
ループといえば、ラウール・ゴンサレスの十八番だったんですけど、ラウールはさっぱりで。彼ら同い年なんよ。三十路を迎えて、追い風なのはタムードだとはねぇ。
ルイス・アラゴネスもスペイン代表に選んだのはラウールじゃなく、タムードだもん。ふむ。エスパニョール対レアル・マドリー戦もイケイケで。バックドロップに持ち込もうとするカンナバーロの力技をタムードもパワーで切り返すもん。
タムード対カンナバーロ。30歳と34歳。
ボジャンやメッシの若さ溢れるエネルギッシュさもいいけど、30オーバーも味があってイイっす。最高です。
タムードはガキの頃、バルサに断られ、エスパニョールに入団したとか(だからアンチ・バルサ?)。その後、アラベスなど2部のクラブに修行にも出たし。経営難でサリア・スタジアムを手放し、タムードをグラスゴー・レンジャースに移籍させようとしたことも。このとき、タムードがバルセロナの空港で大泣きしていたのは、忘れられないね。
レンジャースならチャンピオンズ・リーグに出れる。給料もアップする。でも、心はエスパニョールで。その願いが通じたのか、サイン直前メディカルチェックで膝が故障していると診断され、再びモンジュイックに戻ってきたのである。
ミスター・エスパニョール。
今シーズンは得点王レースに絡むかもよ。
でも、熱いオトコだもんで、ケガしないか心配で心配で。手を抜くことをしらないもんで。だから、誰からも好かれるんですけど。タムードのスタイルは、七転び八起きって感じで。
「ボクは20歳の少年みたいなものだよ」とタムードはいう。衰えたな、なんてこれっぽっちも感じさせないタムードくん。
少年の心を持つ三十路のオジさんかぁ(←あぶねー)。
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